鳥取の美味しい梨を食べよう！鳥取の梨の時期や品種、おすすめのブランド梨をご紹介

鳥取県は、全国屈指の梨の名産地です。でも、どんな品種が栽培されているのか、どの品種が美味しいのかなど、まだまだ知らないことも多いのではないでしょうか。

この記事では、鳥取県の梨について、旬の時期やおすすめの品種などを解説します！

鳥取の梨はなぜ美味しい？

令和5年度農林水産省の調査によると、鳥取県の梨の生産量は全国第5位となっています。中でも二十世紀梨の生産量は全国第1位です。鳥取は、日本屈指の梨の名産地だといえるでしょう。

では鳥取はなぜ、梨の名産地となったのでしょうか。鳥取で美味しい梨が栽培される秘密を紐解きます。

100年を超える栽培の歴史

鳥取が梨の名産地となった理由のひとつに、100年を超える栽培の歴史があります。

鳥取で梨の栽培が始まったのは、1904年。千葉県から10本の苗木を購入したことがきっかけです。

梨は黒斑病などの病気にかかりやすく、栽培には並々ならぬ努力が必要でした。また台風や大雪などの被害、更には第二次世界大戦下での資材不足にも直面し、思うように梨を栽培できなかったときもあったそうです。このように鳥取での梨栽培は、決して容易い道ではありませんでした。

それでも美味しい梨を作りたい。農家の方々の熱意や向上心によって栽培技術が磨かれた結果、今では全国屈指の梨の名産地となったのです。

長年にわたり、さまざまな困難を乗り越えてきた鳥取。苦しい歴史があるからこそ、美味しい梨がたくさん栽培されるようになったといえるでしょう。

恵まれた気候

鳥取は日本海側に位置していますが、比較的温暖な地域です。また、梅雨時期の降水量が少ないことから、梨の栽培に適しています。

更に二十世紀梨は、稲作の副業としても適した品種でもあります。鳥取で栽培がしやすい条件が揃っていることも、安定した生産量を生み出す秘訣かもしれません。

鳥取梨の旬の時期

鳥取における梨の旬の時期は、8月上旬から11月下旬頃までです。9月頃に、出荷のピークを迎えます。

旬の期間を通じて、鳥取ではさまざまな品種の梨が出荷されています。具体的な品種は、次の見出しで解説しましょう。

鳥取で栽培されている梨の品種

ここからは、鳥取で栽培されている梨の品種や旬の時期、おすすめのブランド梨などをご紹介しましょう！

二十世紀

鳥取で栽培されている梨の品種1つ目は、「二十世紀」です。全国1位の生産量を誇り、まさに鳥取を代表する梨だといえるでしょう。

黄緑色の果皮で、ジューシーな甘みとほのかな酸味が楽しめます。ハウスものの旬の時期は、8月上旬から8月中旬頃、露地物の旬の時期は、8月下旬から9月中旬頃です。

なつひめ

鳥取で栽培されている梨の品種2つ目は、「なつひめ」です。

県オリジナルのブランド品種のひとつ、「なつひめ」。酸味はほとんどなく、しっかりとした甘みが味わえるのが特徴です。果汁も豊富で、シャリシャリした食感がたまりません。8月中旬から9月上旬頃に旬を迎えます。

新甘泉（しんかんせん）

鳥取で栽培されている梨の品種3つ目は、「新甘泉（しんかんせん）」です。

「なつひめ」の兄妹品種でもある「新甘泉」。こちらも、県オリジナルのブランド品種です。赤梨ですが食感はシャリッとしており、糖度も高め。名前の通り、甘い果汁がジュワッと溢れる人気の品種です。1玉あたり500g程度と大玉なので、見た目にもインパクトがあります。旬の時期は、8月下旬から9月上旬頃です。

豊水

鳥取で栽培されている梨の品種4つ目は、「豊水」です。

梨の定番品種でもある「豊水」。もちろん、鳥取でも栽培されています。濃厚な甘みと程よい酸味があり、バランスの良い味わいです。鳥取県での旬の時期は、8月下旬から9月頃です。

王秋（おうしゅう）

鳥取で栽培されている梨の品種5つ目は、「王秋（おうしゅう）」です。

一般的な梨とは異なり、やや縦長の形が特徴。果肉は緻密で柔らかく、ジューシーな甘い果汁が楽しめます。鳥取での旬の時期は、10月下旬から11月下旬頃です。

美味しい鳥取の梨を食べるなら！

せっかくなら、鳥取で採れた美味しい梨が食べたいですよね。