梨のみずみずしさをキープしたまま日持ちさせたい!でも、どうしたらいいのかわからない、という方もいるのではないでしょうか。梨を日持ちさせるには、いくつかコツがあります。ポイントを押さえて保存すれば、美味しさを長く楽しめるかもしれません。
この記事では、梨の日持ちについて解説します。
梨の日持ちはどのくらい?
そもそも、梨の日持ちはどのくらいなのでしょうか。一般的な梨の日持ちについて、解説します。
冷蔵保存の場合
梨は、冷蔵保存すれば1週間~1か月程度保存できます。
梨は、夏から秋にかけて旬を迎える果物です。室温が高い時期なので、常温保存すると劣化してしまいます。桃や柿などと異なり追熟もしないため、保存するなら冷蔵庫に入れましょう。
常温保存は避けて!
梨の常温保存は、避けた方がいいでしょう。
先ほどもお伝えした通り、梨は追熟しない果物です。熟した状態で収穫されるため、常温保存してしまうと品質が劣化してしまいます。梨を美味しい状態で日持ちさせるなら、常温ではなく冷蔵庫で保存するようにしましょう。
梨を日持ちさせるコツ
なるべくフレッシュな状態で梨を日持ちさせるには、コツがあります。ここからは、梨を日持ちさせるコツを3つ、解説します。
乾燥に気をつけて冷蔵庫で保存する
梨を日持ちさせるコツ1つ目は、乾燥に気をつけて冷蔵庫で保存することです。
梨は、とてもデリケートな果物です。乾燥している環境で保存すると、果実の水分が失われてしまいます。冷蔵庫内はとても乾燥しているので、梨をペーパータオルなどで包み、ポリ袋に入れて保存するようにしましょう。乾燥を避けることで、梨のみずみずしさをキープできるはずです。
ヘタを下にして保存する
梨を日持ちさせるコツ2つ目は、ヘタを下にして保存することです。
梨は収穫後も、ヘタの部分から呼吸を続けます。そして呼吸する度に、果実の糖分などがエネルギーとして費消されてしまうのです。ヘタを下にして保存することで梨の呼吸を少し抑えられるので、美味しさを保つことができるでしょう。
冷凍すると日持ちアップ!
梨を日持ちさせるコツ3つ目は、冷凍することです。
正しい方法で梨を冷凍すれば、1か月程度保存できます。すぐに食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。
梨の冷凍保存方法
- 梨をくし形にカットします。
- カットした梨をラップに包み、更に保存袋に入れて密閉します。
- 冷凍庫に入れて保存しましょう。食べるときは常温で自然解凍すれば、シャーベットのような味わいが楽しめます。
日持ちしやすい梨の品種
梨には、日持ちする品種と日持ちしにくい品種があります。シーズンの後半に出回る梨の方が、日持ちしやすいそうです。ここからは、日持ちしやすい品種を具体的にご紹介します。
2024年の梨人気ランキング
※2024年8月のデータ二十世紀梨
日持ちしやすい梨1つ目は、二十世紀梨です。約2週間程度、日持ちします。
鳥取県の特産品でもある二十世紀梨。青梨を代表する品種でもあります。さっぱりとした酸味と豊富な果汁が特徴で、旬の時期は8月から10月頃です。
秋月
日持ちしやすい梨2つ目は、秋月です。10日から2週間程度、日持ちします。
千葉県や熊本県などで栽培されている秋月。シャキッとした梨らしい食感と、柔らかくて甘い果肉が特徴です。全国的に栽培されているため旬の時期は地域によって異なりますが、10月上旬から中旬頃が食べ頃だといわれています。
新高梨
日持ちしやすい梨3つ目は、新高梨です。2週間から20日程度、日持ちします。
熊本県や千葉県、新潟県などで栽培されている新高梨。大玉の梨で、大きいものだと1玉あたり1kgほどにもなるそうです。ジューシーな果汁で、酸味は控えめ。濃厚な甘みを楽しめます。旬の時期は、9月下旬から10月中旬頃です。
南水
日持ちしやすい梨4つ目は、南水です。約1か月ほど日持ちします。
主に長野県で栽培されている南水。糖度も高く酸味も少ないため、しっかりとした甘みもあります。果汁も豊富で、シャキシャキ食感も特徴です。旬の時期は、9月下旬から10月上旬頃です。
まとめ
梨の日持ちは、冷蔵で1週間~1か月ほどです。常温で保存すると劣化してしまうため、冷蔵で保存するようにしましょう。
梨の美味しさをキープしたまま日持ちさせるには、
- 乾燥を避けて冷蔵庫に入れる
- ヘタを下にする
などのコツを押さえて、保存しましょう。更に日持ちさせたいなら、冷凍保存がおすすめです。
梨の美味しさをゆっくり堪能するためにも、上手に保存して最後まで美味しく食べてくださいね。