スイカといえば、緑色の皮に黒い縞模様が入った特徴的な見た目が印象的ですよね。しかしスイカには、黒い見た目をした「黒スイカ」という品種があることをご存じでしょうか。
この記事では、そもそも「黒スイカ」とはどんなスイカなのか、産地や種類、値段などについて解説します。この記事を読み終わるころには、きっと「黒スイカ」が食べたくなるはずです!
黒スイカとは
そもそも「黒スイカ」とはどんなスイカなのでしょうか。まずは見た目や味の特徴などについて、解説します。
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※2024年4~8月のデータ見た目は黒いボールのよう
「黒スイカ」は、まるで黒いボールのような見た目をしています。
一般的なスイカの見た目とは全く異なるため、本当にスイカなのかと疑ってしまう方もいるかもしれません。しかし表面をよくよく見ると、スイカ特有の黒い縞模様がうっすらと入っています。遠目では縞模様を確認し辛いので、パッと見た感じは黒いボールのようです。
味はシャリシャリで甘い
見た目のインパクトが大きい「黒スイカ」ですが、味はとても甘く、スイカらしいシャリシャリした食感も楽しめます。
黒い皮に包まれた果肉は鮮やかな赤色で、糖度は12度~13度程。身がギュッと締まっており、食味の良いスイカです。
全国的に栽培されている
「黒スイカ」の産地は、千葉県や山形県、鳥取県、北海道などです。スイカの名産地と呼ばれる地域を始め、全国的に栽培されています。
値段の相場
一般的なスイカに比べて生産量が少なく、希少価値が高い「黒スイカ」。値段はやや高めです。鳥取県のブランドスイカ「大栄スイカ」は1玉4,800円、黒スイカの「がぶりこ」は1玉5,900円で販売されている店舗もあります。同じ産地のスイカと比較しても黒スイカの方が少し高いので、贈り物にもおすすめです。
普通のスイカと何が違う?
普通のスイカと「黒スイカ」の違いは、見た目や果肉の色などです。
冒頭でもお伝えした通り、一般的なスイカと「黒スイカ」とでは、見た目が全く異なります。スイカといえば緑色の皮に黒い縞模様があるイメージですが、「黒スイカ」は全体的に黒っぽく、縞模様が見え辛いスイカです。
また、「黒スイカ」の果肉は一般的なスイカと比べても非常に鮮やかな赤色なので、黒い皮とのコントラストも楽しめます。
どちらもしっかり甘いので、味に関してはあまり大きな差はないといえるでしょう。
黒スイカのおすすめ品種
ここからは、さまざまある「黒スイカ」の中でもおすすめの品種をご紹介します。
がぶりこ
黒スイカのおすすめ品種1つ目は、「がぶりこ」です。
鳥取県琴浦町で栽培されている「がぶりこ」。果肉には種が非常に少ないため、その名の通りガブリとかじって楽しめるスイカです。しっかりとした甘さも味わえます。旬の時期は、6月下旬から7月上旬頃です。
でんすけすいか
黒スイカのおすすめ品種2つ目は、「でんすけすいか」です。
「でんすけすいか」の産地は、北海道上川郡当麻町です。サクッとした歯ごたえの良い果肉からはジューシーな果汁が溢れ、濃厚な甘さが楽しめるでしょう。旬の時期は、7月上旬から8月頃です。
ひとりじめBONBON
黒スイカのおすすめ品種3つ目は、「ひとりじめBONBON」です。
「ひとりじめBONBON」とは、主に熊本県で栽培されている黒スイカの中でも小玉の品種です。皮が非常に硬いため輸送性に優れており、比較的日持ちもします。平均糖度は11度ほどあり、濃い甘さと瑞々しさが楽しめるでしょう。旬の時期は、6月から7月頃です。
まとめ
一般的なスイカと比べても、パッと見たときのインパクトがかなり大きい「黒スイカ」。黒いボールのような見た目に驚き、購入を躊躇ってしまう方もいるかもしれません。しかし、皮の中から現れる真っ赤な果肉は甘さ十分。シャキシャキとした歯ごたえの良さも楽しめます。「黒スイカ」のおすすめ品種は、「がぶりこ」「でんすけすいか」「ひとりじめBONBON」などです。
全国的に栽培されている「黒スイカ」ですが、まだまだ生産量が少ないのが現状です。そのため、一般的なスイカに比べるとやや高価な傾向にあります。スーパーで目にする機会もあまりないので、食べてみたい方は是非旬の時期に、通販サイトなどを活用して購入してみてはいかがでしょうか。